【iOS】LINEやFaceTimeのビデオ通話を録画する方法【音声も同時に】
iPhone、iPodTouchやiPadでLINEのビデオ通話を録画できないものか調べてみましたが、ネットで見つかる方法では自分の声は録音できるのですが相手の声が全く録音されません。
どうやら音声の記録は法律的に問題がある国があるようで、今のスマホは自分側のマイクで拾った音しか録音できないようになっているようです。
どうにか自分の声も相手の声も録音したかったので、PCを経由したらなんとかなるのでは?と思い、実験を行っていたところ遂に方法を見つけたので紹介します。
もくじ録画のパターンと条件
録画したいパターンは下記の4通りだと考えられます。私が試した限りではiOS端末のみで可能なのは①のみでした。
①自分の音声のみ録画(相手の声は無)
イヤフォンマイクを接続し、iOS11以降の画面収録機能を使うことで可能になります。
②相手の音声付きで録画(自分の声は無)
PCとAirplayできるソフトが必要です。AirplayでPCへ転送し録画します。
③自分の声も相手の声も録画
PC、Airplayができるソフト、動画キャプチャーソフト(マイクミキシングできるもの)が必要です。
④自分の声も相手の声も録画(PC上でビデオ通話)
PC、動画キャプチャーソフト(マイクミキシングできるもの。)、PC用のWebカメラが必要です。
両方録画したい場合の準備
私の場合、両方が録画したかったので③について説明します。(④はiOSと関係ないので説明しません。)
ネットワーク環境
AirplayでiOS端末の画面をPCで表示するために、同一LAN上にある必要があります。そのため、4G LTE環境では難しいため、無線LANルーターが必要です。
PCに必要な機器
Airplayを使うと、iOS端末のスピーカー、マイクあるいはイヤフォンマイクは使えなくなります。
そのため、通話を行うためにPC側にスピーカー(またはイヤフォン)、マイクが必要です。最近のPCはマイク端子が無いものもあるので、USB接続のオーディオIFが必要になる場合もあります。
私は下記の機器を使っています。
必要なソフト
①Airplayが可能になるソフト
無料で使える5KPlayerを使ってみました。パターン②の相手の声だけでもいい場合にはこのソフトで録画もできるので便利です。
②動画キャプチャとマイクのミキシングが可能なソフト
有料のBandicamというソフトが便利です。(有料版は¥4,320)無料でも使用可能ですが、ロゴが入り、最大10分までという制限があります。
ソフトの設定
Windows10上で利用する設定を説明します。スピーカーやマイクはUSBオーディオIFを利用した場合の設定です。
①OSの設定(Windows10)
OSの設定で使用するスピーカー(またはイヤフォン)とマイクを指定します。
「スタート」→「設定(歯車のマーク)」→「システム」→「サウンド」をクリックして使用する「出力デバイス」と「入力デバイス」を選びます。
②5KPlayer
特に設定を変える必要はありません。
③Bandicamの設定
以下の項目を設定する必要があります。
録画モード
「ゲーム録画モード」を選択し、「ビデオ」をクリックします。
ビデオの設定
「詳細設定」ボタンをクリックします。
ビデオの詳細設定
以下のように設定します。
①「キャプチャー中にオーディオトラック・・・」のチェックを外す。
★後で動画編集して音声のずれを減らしたい場合はチェックを入れてもいいかもしれません。
②基本オーディオデバイス
OSの設定で「出力デバイス」に指定したものを設定します。
③追加オーディオデバイス
OSの設定で「入力デバイス」に指定したものを設定します。
④「2つのオーディオデバイスの・・・」のチェックを入れる。
⑤OKボタンを押して閉じる。
録画の手順
以下の手順で操作を行います。
①PCで5KPlayerとBandicamを起動する。
②iOS端末からPCへAirplayを行う。
③Airplayしているウィンドウ「5KPlayer.exe(dx9)」をBandicamでキャプチャーする。
④LINEやFaceTimeでビデオ通話を行う。
録画ファイルの再生
これで、ビデオ電話(両方の音声付)の動画がPC上に作成されます。
★デフォルトの設定だと「ドキュメント」-「Bandicam」というフォルダ
「5Kplayer 日付 時刻.mp4」という名前で作成されるのでこのファイルを再生してください。
この方法に期待しましたが、Airplayで5Kインストール済みのPCに接続できませんでした