Windows10の大型アップデートをなるべく失敗しないで適用する手順
4/30にWindows10の大型アップデートが出ました。April 2018 Updateだそうです。ギリギリAprilですね。Ubuntu18.04のリリースと重なりGWではなくUW(UpgradeWeek)となりそうです。
というわけで、早速3台更新してみました。(*・`ω´・)ゞ
Windows10が2015/7/29に出てからもうすぐ3年、、、
年に2回出る大型アップデートも5回目、大分経験値が上がってきましたので、失敗しないための手順を書いてみます。
所要時間
PCの性能やネットの状況にも左右されますが、全部の工程で30分から2時間程度は覚悟しておいた方がいいです。
再起動後に要する時間(PCが実質使えなくなる時間)は15~30分ぐらいでしょうか。(Cドライブが少ないPCはさらにかかります。(´・ω・`))
なるべく失敗しない手順
- バックアップ
- 外付けHDD、SSDやSDカード等は外す
- Cドライブを空ける。
- Windows10更新アシスタントを使って先にアップグレードする
という感じで行います。
以下詳細を説明していきます。
バックアップ
なるべく失敗しないと言っても失敗する可能性を0にすることは不可能なので、、、バックアップは取りましょう。(`・ω・´)
●最低でもバックアップを取っておくといいフォルダ
ドキュメント
ピクチャ
ミュージック
ビデオ
デスクトップ
ダウンロード
C:\Windows\system32\DriverStore
外付けHDD、SSDやSDカード等は外す
実際に失敗しました( ノД`)
Windows10更新アシスタントを利用すると、空き容量が一番多いドライブにインストール媒体をダウンロードしてしまいます。
外付けHDDやSSDはドライバの関係で再起動した時に認識できず失敗することがあります。
★注意★Cドライブの容量が確保できない場合にUSBメモリ(空きが10GB以上必要)を使うのは大丈夫です。
USBメモリではなく外付けSDD、HDD、SDカードを使った場合は失敗の可能性があります。
※USBメモリもSDカードも外付けHDD、SSDも全部一緒じゃんと思う方もいらっしゃるかと思いますが、Windowsからみると
USBメモリ:リムーバブルディスク
HDD,SSD: ローカルディスク
SDカード: マルチメディアカード(MMC)
といった風に扱いが異なります。
Cドライブを空ける。
ディスククリーンナップなどを駆使してなるべく空き容量を確保します。
8GB以上を目指しましょう。(`・ω・´)
★8GB以上空けられない場合は8GB以上空けられない場合のアップデート手順を見てください。
①ディスククリーンナップ
ディスククリーンナップについては以下のNECのQAが最もわかりやすいです。
Windows 10でディスククリーンアップを実行してディスクの空き領域を増やす方法(121ware.com)
②ファイルを移動する
●以下のフォルダも確認して移動できるファイルは全部外付けHDDかDドライブへ移動しましょう。
ドキュメント
ピクチャ
ミュージック
ビデオ
デスクトップ
ダウンロード
③ハイバネーションを切る。
C:\にあるシステムファイルの「hiberfil.sys」を消します。
管理者でコマンドプロンプトを起動して下記のコマンドを実行すると少し確保できます。(私のPCでは400MB程度でした。)
powercfg /h off
★ハイバネーションを使う人はアップグレード後に元に戻すのを忘れないようにしてください。使わない方はそのままでも問題ありません。戻す場合は管理者でコマンドプロンプトを起動して下記コマンドを実行します。
powercfg /h on
④仮想メモリを削る。
PCによりますが、1GB以上空きます。
★手順が複雑なので初心者の方は仮想メモリをOFFにしてCドライブの空き容量を確保する。を見てください。
1.「スタートボタン」の上で右クリック→「システム」を選ぶ
2.右側の「関連設定」→「システム情報」をクリック
3.「システム情報」が開いたら、左側の「システムの詳細設定」をクリック
4.パフォーマンスの欄にある「設定」ボタンを押す。
5.「詳細設定」タブ→仮想メモリの欄にある「変更」をクリック
6.「仮想メモリ」ダイアログの「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す。
7.Cドライブの「ページングファイルなし」を選ぶ
8.「設定」を押す。
9.全部のダイアログを「OK」で閉じる。
10.再起動する。
これはアップグレード後に必ず設定は戻しましょう。
Windows10更新アシスタントを使って先にアップグレードする。
OSの自動更新を待ってアップグレードすると失敗する可能性が高くなります。
失敗する前に自分でやってしまいましょう。
①更新アシスタントのダウンロード
Windows10のダウンロードを開きます。
②今すぐアップデートをクリック
「今すぐアップデート」をクリックします。
③「実行」をクリック
保存してから実行でも構いません。
④ユーザーアカウント制御画面
ユーザーアカウント制御(UAC)が表示されるので「はい」をクリックします。
⑤Windows10更新アシスタント
Windows10更新アシスタントが起動するので「今すぐ更新」をクリックします。
後は特に難しい操作はありません。
更新アシスタントの指示に従っていくだけです。
※「更新プログラムを準備しています」の画面はかなり時間がかかります。20分以上(;^ω^)
特に82%以降、固まっているんじゃないかと思うぐらいです。
この間はほかの作業できるので、気にしないでおきましょう。
再起動した後はPCの性能にもよりますが、15分以上はかかります。
アップグレード後の設定
今回のアップグレードはMicrosoftも経験を積んできたようでデスクトップのアイコンの位置が初期化されなくなりました。必要なデバイスドライバが消えてしまうということも減ったようです。
ただ、初期化されてしまう設定もあるようです。気づいたのは下記の点です。
拡大縮小とレイアウト
タブレットで起きました。推奨の125%に戻ってしまいます。
高速スタートアップ
オフにしていた「高速スタートアップ」がオンになります。
Windowsとは関係ないもの
カスペルスキー
ライセンスが初期化されてしまいました。ライセンスキーは用意しておいた方がいいです。
CSRのBluetoothアダプタ
CSRのチップを使っているBluetoothアダプタを使っている方はデバイスドライバのアンインストール→再インストールの作業が必要になるかもしれません。(サンワサプライのMM-BTUD43で必要でした。)
おわりに
Ubuntuと比べてしまうとやはりアップグレードが重いですね(;^_^A
一大イベントですが、なんとかうまくやっていきましょう。