【DG-STK4】スティックPCを買ってみた。

 2018/1/19にDosparaから発売されたスティックPC Diginnos Stick DG-STK4が気になったので購入してみました。

購入の決め手

購入の決め手は以下の5つです。

①冷却ファンがついている
②microSDXCが使える。
③USB3.0が使える。
④電源が5VのmicroUSBコネクタ
⑤CPUがAtom x5-8350なので恐らくUEFIは64bit

eMMCが32GBと少ないのが残念ですが、¥14,800という値段と用途を限れば問題ないので気にしません。

用途はネットと動画視聴、メールぐらいです。

使用した感想

 もうすぐ購入して1年が経とうとしています。現在はメインPCのとなりに液晶を置いてサブPCとして資料やメールを見るために利用しています。

 購入時に入っていたWindowsHomeのバージョンは1709(16299.98)でした。FallCreatorsUpdateですね。
アップデート作業が完了するまで大体2~3hです。

 静かな部屋だとファンの音(径が小さいのでキーンという高い音)がちょっと気になりますが、これはスティックPCの完成系としてしょうがないです。なるべくモニターの真後ろに位置するように置きましょう。
 その代わり、小さい割によく冷えます。(室温20℃の環境でCPU温度はピーク時は69℃)

 ターボブーストの最大1.92GHzというのはあまり期待しない方がいいですが、ピーク時は1.68GHzで安定して頑張っています。熱暴走して非常に遅くなるということはありません。

 体感はAtomZ3740(1.33GHz~1.86GHz)なタブレットPCより少し速いです。過度の期待は禁物ですが、、、

動画再生

Youtube

720pはスムーズに再生されます。ネットワークの帯域にも依存しますが、11ac接続の場合は1080pは少し厳しい感じがします。

ローカル

 ローカルに置いたFHD1080pの動画(mp4)はスムーズに再生されます。CPU負荷も高くなりません。MPEG2-TS動画も問題はありませんでしたが、mp4の方がCPU負荷が小さかったのでできればmp4の方をおススメします。

NAS上のファイル

 11ac接続で1080p(mp4)の動画再生で問題はありませんでした。

スティックPC購入前の注意事項

USB接続のキーボードとマウスは必須

 最初の設定で必要なのとUEFIはUSBじゃないと操作できないのでいざというときに用意するしかありません。

USB3.0機器を接続するときは電源に注意

USB3.0コネクタは電源が足りないと、システム全体の動作が遅くなる場合があります。その場合はUSBハブか補助電源有りのUSB機器を使いましょう。

スピーカーに注意

 本体にスピーカーはありません。ヘッドフォン端子も無いものが多いのでHDMI経由かBluetooth経由でしか音は出ません。

 スピーカー無しの液晶モニターに繋いで使おうとしている方は注意が必要です。最近のものだと裏を見ると大体ヘッドフォンジャックがあると思いますが、、、

 HDMI端子のある液晶テレビは問題ありません。

おススメキーボードとマウス

 USB接続でワイヤレスのものもあります。下記のコンボセットはUSB端子1つで済みます。

 出張先のホテルで動画見るぐらいであったら、下記のようなタッチパネル付きのミニキーボードもあります。

ストレージの速度

内蔵eMMC

microSDXC

 手持ちで最速のSandisk ExtremePROを測定しました。かなり速度が出ています。 10GBのフォルダもコピーしてみましたが、安定性も大丈夫そうです。

USB3.0経由のSSD

 SandiskのSSDをUSB3.0のHDDケースに入れて測定しました。セルフパワーのUSB3.0ハブを使っています。

★注意★USB3.0はバスパワーだと全体的に動作が遅くなる場合もあります。その場合はセルフパワーのUSBハブを挟んだり、補助電源が使える機器を用意しましょう。

USB3.0経由で使用したSSD

SDSSDA-240G-J26を使用しました。

細かい便利な機能

電源投入供給して電源ONが可能

 通電すると自動的に電源が入る設定も可能です。UEFIの設定で「Boot Configuration」に「Auto Power On」があります。ACアダプタをつないだら自動で電源が入るようになるのでタイマーコンセントと組み合わせて自動起動し、OSで定時間にシャットダウンする、といった使い方が可能です。

USB3.0は起動ディスクとして使用できる。

 USB3.0に接続したディスクは起動ディスクとして利用可能です。Ubuntu等Linuxを使う場合は外部SSDやHDDにインストールすることが可能です。

★注意★Windows10はUSB経由の外部ドライブにインストールできません。

色々なStickPC

 DG-STK4は2019/1現在ではもう売っていないようですがAmazonでは購入可能です。M1SはeMMCがが64GBなので初心者でも問題ないと思います。

まとめ

 予想したより、熱に弱いということはありませんでした。冷却ファンのおかげですね。(その変わりファンの音が少し気になりますが、、、(;´・ω・))
 最初のStickPCが発売されたのが2015年ですが、大分進化した気がします。

 32GBということで、あまり初心者向けではありませんが用途を絞った上で使うと結構使えます。

 USB3.0コネクタは起動ドライブとしても使えるので買ってよかったです。

 出張先のホテルで動画を見たり、デジタルサイネージを安く構築したり、万が一の時の予備PCとして、省スペースなことを活かして様々な用途も考えられます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です